MDCのブログ

健康は、変えることのできない生命の「代謝の法則」に従ったことに対する「結果」です。

代謝学⑬ ~糖尿病の誤解~

代謝学13~糖尿病の誤解~

 

ミトコンドリアが糖を使ってエネルギー代謝できないから慢性病になる~

つまり

「脂肪のエネルギー代謝は、病気の代謝

 

糖尿病というと、高血糖、飽食などのイメージがあります。

https://chiken-japan.co.jp/blog/diabetes/より画像引用

https://u-u.jp/4069より画像引用

 

 

でも、実際は、細胞にとっては、「飢餓状態」なのです。

 

糖尿病の時のエネルギー代謝は、今まで書いてきた飢餓の状態と同じなのです。

 

つまり、糖でエネルギーを産生せず(できず)に、代替燃料の脂肪と体を構成するタンパク質をエネルギー産生に使って、さらにタンパク質から糖新生を行っています。

 

なぜ、本当の飢餓状態である、低血糖の時と、飢餓ではない高血糖の時で、同じ「飢餓状態」のエネルギー代謝(脂肪を燃やす、長期間続くと病気の代謝)になるのでしょうか?

 

インスリンの働きを見てみましょう。

https://ycl.jp/diabetes/page-71/より

左が1型、右が2型糖尿病です。

 

インスリン感受性細胞は、インスリンの作用によって血液中のブドウ糖を細胞内に取り込むことができます。

https://megumino-clinic.com/181.htmlより

 

インスリンの作用は、細胞でのグルコースの利用と貯蔵を促進するホルモンです。

(脂肪のエネルギー代謝ではなく、糖のエネルギー代謝にするホルモン)

 

一般健康情報では、インスリンを「血糖値を下げるため」のホルモンであると勘違いしています。

 

血糖値が下がるというのは、インスリンの作用によって、細胞に糖が取り込まれた「結果」であって、主作用ではありません。

 

なので、高血糖は、「結果」であって、病気を起こす原因ではありません。

 

では、原因はというと、上記からまず考えられるのは、

 

インスリンの産生不足、あるいはインスリンは出ているが効いていない」

 

ことが原因となります。

 

つまり、細胞がダメージを受けていて、インスリンを産生したり、インスリンを感受する機能が障害を受けている。ということになります。

 

では、インスリンを産生する膵臓の細胞や、インスリンを受け取る筋肉などの細胞が、なぜダメージを受けるのでしょうか?

 

このダメージを与えるものにはさまざまありますが、その中でも、毒性のキングといわれるのが、オメガ3とオメガ6の植物油、魚油なのです。

(詳しくは、「プ―ファフリーであなたはよみがえる」崎谷博征著をお読みください。)

 

 

 

からだはアルカリ性がよいと健康情報で言われていますが、そとからアルカリ食品を取るだけでなく、体を酸性化する「細胞飢餓」を止めることが第一優先となります。

 

 

グルコースを取り込むためには、カリウムも必要です。

からだの中は、海水(生理的食塩水)になっています。

塩分制限をしすぎると(体の中が淡水化してしまうと)、細胞は生きていけません。

 

塩分が足らないと、アルドステロンによって尿からナトリウムを再吸収しますが、その時にカリウムマグネシウムがトレードされ、尿から出てしまいます。

 

アルドステロンも、エストロゲンセロトニン同様、ストレスホルモンです。

糖のエネルギー代謝をダウンさせる物質の一つです。

アルドステロンを出さないように、特に寝る前には、糖と塩を摂ることが重要です。