とある施設の入口の自動体温測定器。
「体温正常!」と入場する人々の表面体温を測っていきます。
寒いせいでしょうか。みな体温がとても低いです。
体温が37度付近でも、「どきっ!」としなければならない時代になってしまいました。
あるブログの記事から、低体温がSNSとかで話題になっていることを知りました。
今、多くの人が、35度台、34度台、あるいは33度台なんていう低体温であるらしいです。
以前から、低体温では、免疫力が下がるので、ガンにもなりやすいことが言われていました。
日本では、ガンが急増しています。
子供の精神的な問題も急増しています。
ジュースもお菓子も、いまは「砂糖」ではなく、HFCSなどの異性化糖という砂糖より安価に「製造」できる、人工的に作られる糖が使われています。ジュースの味も、昔とは変わりました。
このような人工的な糖は、ミトコンドリアで利用しにくいといわれています。
低体温とは、冬眠に近い代謝の状態で、ミトコンドリアでのエネルギーの産生が少ない状態です(冬眠モード)。
冬眠モードでは、体のすべての機能が「節約モード」で機能しています。
ミトコンドリアでは、エネルギー産生に使われる材料は、「砂糖」が正常な設定になっています。
脂肪やタンパク質も、ミトコンドリアはエネルギーを作り出せますが、いろいろな弊害があるため、あくまでも砂糖が足らないときに限った「代替燃料」です。
砂糖悪玉、糖質制限などが流行し、「ミトコンドリアが、糖からストレスなくエネルギー産生できなければ、細胞は本来の機能を発揮できない」という生化学の基本原理が忘れ去られました。
「砂糖悪玉説」は、日本にしっかりと浸透しました。
日本では、むし歯は減りました。けど、様々な病気は増えました。
砂糖を制限することで、むし歯が減りました。
砂糖を制限して、虫歯菌を兵糧攻めすることで、むし歯が減りました。
砂糖を代表とする「糖」を制限すると、我々の細胞のミトコンドリアでの糖のエネルギー代謝が落ちます。
砂糖を必要とするミトコンドリアが飢餓状態になるため、脂肪やタンパク質などの「代替燃料」で働かざるをえなくなるためです。
すると、代謝が落ち、免疫機能も落ちて、ガンを代表とする慢性疾患は増えます。
糖のエネルギー代謝の状態で、わかりやすいのが「平熱」が36度台後半にあるかどうかです。
体温は、本当に正常でしょうか?