MDCのブログ

健康は、変えることのできない生命の「代謝の法則」に従ったことに対する「結果」です。

ミトコンドリアとの共生~糖のエネルギー代謝ベースの予防歯科

細胞内にはミトコンドリアという、エネルギー産生工場のような細胞内器官があります。ミトコンドリアは、太古の昔に細胞内に入り込んだ外来微生物といわれています。

 

私たちは、「息」が止まったら死んでしまいます。

 

これは、ミトコンドリアに酸素がいかなくなり、私たちが生きていく上で必要なエネルギーを産生できなくなるからです。

 

ミトコンドリアからできるエネルギーがなければ、心臓はすぐに動きを止めてしまいます。

 

ミトコンドリアが、一番エネルギーを産生しやすい物質は、「糖」なのです。

 

3大栄養素である、脂質(油)やタンパク質も、エネルギーを産生します。

が、脂質やタンパク質は、あくまで「代替エネルギー源」です。

 

「糖」と違って、脂質やタンパク質をエネルギーにするのは、活性酸素種やゴミが出たりするので、細胞にとってはリスクのある「代替エネルギー源」です。

 

ミトコンドリアは、「糖」を使ったときに、最もクリーンに最も効率的にエネルギーを産生できます。

 

私たちは、この大切なミトコンドリアという共生微生物にストレスを与えるような生活をしています。

 

典型的な障害物質は、植物油脂、食品添加物、農薬などなど(身の回りにたくさんあります)です。

 

あと、皆さん意外と思われるのが、「糖質制限」です。

糖(砂糖)の制限は、ミトコンドリアが「生きにくい」環境を体の中に作っているのです。

「糖」を悪者に仕立て上げることは、「敵(病気)」に塩を送っているようなものです。

 

本来は、細胞に「糖と塩」を送るべきなのです。

 

当院では、糖のエネルギー代謝をベースにした、栄養指導、整体、口腔内管理を行っています。