MDCのブログ

健康は、変えることのできない生命の「代謝の法則」に従ったことに対する「結果」です。

亜麻仁油、魚油のオメガ3(PUFA:多価不飽和脂肪酸)は、光合成さえも障害する

多価不飽和脂肪酸による光合成の不活性化メカニズムの解明:脂肪酸を活用した光合成活性の制御技術開発の可能性

www.chem-station.com

 

上記サイトより引用

α-リノレン酸リノール酸(PUFA)を、細胞外から光合成生物に添加すると急速に光合成活性が低下して、死滅してしまうことがわかっていました。

 

PUFAが、光合成膜脂質の一種であるホスファチジルグリセロール(PG)に特異的に取り込まれることで、光合成複合体の一つである光化学系IIを不安定化し、光合成活性を阻害します。

 

さて、PG(ホスファチジルグリセロール)ですが、これが2つくっついたものが、

カルジオリピンといって、別名 ジホルファチジルグリセロールです。

https://health.joyplot.com/HealthWordsWiki/?%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%94%E3%83%B3


このカルジオリピンですが、細胞膜には存在せずに、ミトコンドリアの膜だけにあります。

 

カルジオリピンは、ミトコンドリアで、膜の構成や、エネルギーの産生、細胞死などにかかわっています。

 

カルジオリピンもPGと同様に、不飽和度の高い魚油(EPA.DHA)が入り込むと、酸化されて機能を失っていきます。

 

PUFAでも不飽和度の高い脂肪酸は、ミトコンドリアにとっても天敵となっています。

 

唾液腺の細胞も、象牙芽細胞も、分泌細胞であるために、ミトコンドリア活性の高い細胞です。

 

砂糖の利用を障害する(ミトコンドリアの糖のエネルギー代謝を障害する)、PUFAの過剰摂取には、くれぐれも気を付けましょう。