MDCのブログ

健康は、変えることのできない生命の「代謝の法則」に従ったことに対する「結果」です。

「漢字一文字の生まれは、自分の代謝でむし歯を作りやすい」~犯人とされた虫歯菌は冤罪なのか~

「漢字一文字の生まれは、深いむし歯にとてもなりやすい体質」

 

生まれ(太陽・月)星座の話です。漢字一文字の星座は、蟹、蠍、魚。

有馬ようこ先生のエレメントマトリックスでいう代謝の状態がエレメント「水」に該当します。

「水」の生まれ(蟹、蠍、魚座)、あるいは他の生まれ星座でも代謝が「水」になってしまった人(甲状腺機能低下状態)が、水っぽい油から甚大な被害を受けつづけると、細胞が冷え固まり滞った「水」の極みに落ちてしまいます。

 

自分の今の代謝がどうなっているのか、お近くのハチミツ療法家に相談してみましょう。

f:id:mdc4555:20230916113141j:image(有馬ようこ「はちみつの教科書」より)

 

水っぽい油とは、PUFA(多価不飽和脂肪酸):おもにオメガ3、亜麻仁油、DHA,EPA(魚油)などです。

この水っぽい油は、言葉のイメージ通り、不完全燃焼をいとも簡単に起こし、完全燃焼される前にアルデヒドへと酸化されて猛毒物質となります。

酸化して乾燥しやすい性質を利用して、亜麻仁油はペンキ(ニス)としてつかわれています。

 

象牙芽細胞のエネルギー代謝は、ブドウ糖ミトコンドリアの回路に入るピルビン酸脱水素酵素が命綱になっています。

(Lactate dehydrogenase (LDH) isoenzyme pattern in normal and inflamed human dental pul. Acta Odontologica Scandinavica Volume 36, 1978 - Issue 5-6)

これが「水」の底辺の代謝が落ち、低酸素状態では、障害されています。

これが、歯にリーキーな状態を引き起こします。

歯髄は、細胞の代謝のリプログラミングを絶妙に行いながら、細胞の生活環境を調節している組織です。


http://leading.lifesciencedb.jp/2-e012
より

 

独特の代謝形態、排泄物循環環境となっています。

この環境が崩られたとき排泄物が歯を溶かしていきます。

ミトコンドリアのエネルギー代謝がわからなければちんぷんかんぷんだと思いますが。。。)

 

この場合、虫歯菌と呼ばれる「犯人」たちは、もしかしたら冤罪であるかもしれません。

 

ただ単に、体がそういう環境を作ってしまったから、悪い環境でも生き残る菌が住みついた、ただそれだけかもしれません。

先日に配信のウェルネスラジオで長々とこんなことをお話しさせていただきました。

たくさんの質問があったようですが、質問1で1時間の収録時間のほぼすべてを使ってしまいすみませんでした。音声だけで分かりにくかったかと思いますが、ご容赦ください。

 

567ではっきりしてきたことですが、近代歯科は微生物のような病原体が恐ろしいという信仰を大衆にうけつける、宣教師役であったのかもしれないと、予防薬で苦しむ方を見るとつくづく恐ろしさを感じます。

 

 

 

スーパーで売っているオリーブオイル

オリーブオイルの「エキストラバージン」は「偽物」ばかり スーパー陳列の8~9割は国際規格に合っていない 

www.j-cast.com

 

体調不良の方から、「オリーブオイルを使ってます!」も、よく耳にする言葉です。

 

オリーブオイルも、偽装がとても多い食品です。

8割から9割というか、99%は偽装というネット記事も見ます。

「健康のために酸化しにくいオリーブオイルを高いけど使うようにしています」

 

日本で売られているオリーブオイルの中身は、酸化して猛毒になるPUFAだらけ?かもしれません。

 

PUFAによるミトコンドリア代謝の障害が、むし歯や歯周病をすぐに起こしやすい体質を作っています。

記事より~「糖質をとると、がんの原因に? 話題を呼んだ研究の「本当の中身」」

 

wired.jp

 

むし歯菌は、糖を発酵させて乳酸を排出し、その乳酸が歯を溶かしむし歯を作ります。

 

同じく、ガン細胞は、糖を発酵させて乳酸を排出し、この乳酸は細胞にとっては毒であるために、体を蝕みます。

 

がん細胞は、もともと自分の細胞であり、自分の細胞の中にあるミトコンドリア代謝が異常になった細胞です。

 

細胞が健康な状態、つまり正常にミトコンドリアが機能していれば、糖は細胞で発酵された後、乳酸にならずにミトコンドリアに入り、きれいにエネルギーと二酸化炭素と水に代謝されます。

 

がん細胞になっていなくても、糖質制限やオメガ3の摂取は、糖を乳酸に発酵させるがんの代謝状態となってしまい、体の中の乳酸の処理に失敗した結果、むし歯を引き起こします。

 

電磁波

「骨とインプラントのオッセオインテグレーションに対する携帯電話の放射線の影響: ウサギにおける予備的な組織学的評価」

(The International journal of oral & maxillofacial implants 2019 May/June Vol. 34 issue(3))

Cell Phone Radiation Effect on Bone-to-Implant Osseointegration: A Preliminary Histologic Evaluation in Rabbits

 

 

ウサギでの動物実験での2019年の研究です。

インプラントは、歯が抜けてしまった後に、歯の根の代わりにおもにチタンでできた人工歯根を顎の骨の中にねじ込んで、そのねじ(人工歯根)を顎の骨となじませて、その上に歯を入れて、自分の歯のように噛み合わせを回復させるしか治療法です。

 

主にチタン製などの生体親和性の高い材料を使い、顎の骨とおおむね一体化させることを、オッセオインテグレーションといいます。

 

携帯電話の電磁波が、このねじ(人工歯根)と顎の骨のなじみを悪くさせて、骨の回復を遅らせて炎症を引き起こした、というのが、この研究です。

 

19年よりも今はあちこち5Gだらけで、常に強い電磁波にさらされているので、注意しましょう。

 

枕元にスマホを充電しながら置いておく、なんてことはしないほうが良いです。

ただでさえ、この3年でひどい毒物にさらわれていますから。

 

亜麻仁油、魚油のオメガ3(PUFA:多価不飽和脂肪酸)は、光合成さえも障害する

多価不飽和脂肪酸による光合成の不活性化メカニズムの解明:脂肪酸を活用した光合成活性の制御技術開発の可能性

www.chem-station.com

 

上記サイトより引用

α-リノレン酸リノール酸(PUFA)を、細胞外から光合成生物に添加すると急速に光合成活性が低下して、死滅してしまうことがわかっていました。

 

PUFAが、光合成膜脂質の一種であるホスファチジルグリセロール(PG)に特異的に取り込まれることで、光合成複合体の一つである光化学系IIを不安定化し、光合成活性を阻害します。

 

さて、PG(ホスファチジルグリセロール)ですが、これが2つくっついたものが、

カルジオリピンといって、別名 ジホルファチジルグリセロールです。

https://health.joyplot.com/HealthWordsWiki/?%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%94%E3%83%B3


このカルジオリピンですが、細胞膜には存在せずに、ミトコンドリアの膜だけにあります。

 

カルジオリピンは、ミトコンドリアで、膜の構成や、エネルギーの産生、細胞死などにかかわっています。

 

カルジオリピンもPGと同様に、不飽和度の高い魚油(EPA.DHA)が入り込むと、酸化されて機能を失っていきます。

 

PUFAでも不飽和度の高い脂肪酸は、ミトコンドリアにとっても天敵となっています。

 

唾液腺の細胞も、象牙芽細胞も、分泌細胞であるために、ミトコンドリア活性の高い細胞です。

 

砂糖の利用を障害する(ミトコンドリアの糖のエネルギー代謝を障害する)、PUFAの過剰摂取には、くれぐれも気を付けましょう。

 

 

歯の漂白

「歯の漂白は、歯を痛めませんか」という質問を時々受けます。

 

歯の漂白剤は、基本的に過酸化水素や過酸化尿素が使われます。

 

どちらも作用の強さと時間の違いで、発生した活性酸素の酸化作用によって、歯の中の有機成分が分解され、着色の原因の有機成分も分解されるために歯が白くなります。

 

歯科医院では、短時間で効果を出すために強い光を当ててより多くの活性酸素を発生させるようにします。

 

象牙質では、有機成分がおおいので、象牙質の劣化の心配があります。

 

漂白剤の酸化作用によって、象牙質のコラーゲンを分解する酵素の活性が上がるという報告があります。

「(漂白剤は象牙質のメタロプロテイナーゼ媒介コラーゲン分解を増加させる)Bleaching Agents Increase Metalloproteinases-mediated Collagen Degradation in Dentin.  Journal of endodontics 2011Dec01 Vol. 37 issue(12)」

 

糖のエネルギー代謝が健康的にまわっていれば、コラーゲンが分解されても修復されますが、糖のエネルギー代謝がまわっていない場合は、歯のホワイトニングを頻繁に行うのはリスクが伴うと思います。

 

 

 

油には気をつけよう(エナメル質・象牙質編)

歯のエナメル質と聞くと、カルシウム(ハイドロキシアパタイト)の結晶というイメージですが。

以外にも、油(脂質)を含んでいます。

 

Biochemical and scanning electron microscope study of lipids chloroform-methanol extracted from unerupted and erupted human tooth enamel。Archives of Oral Biology

Volume 32, Issue 11, 1987, Pages 765-772

 

歯のエナメル質に含まれる、遊離脂肪酸などの脂肪が含まれているかどうかの研究です。

エナメル質にも、食べた油や、血液に浮いた油は、胎児期から大人になってからも、エナメル質に取り込まれています。

 

胎児期から幼少期に、歯が顎の骨の中で作られる段階でもそうですが、歯が生えてきた後も、エナメル質に脂質が取り込まれています。

 

以外にも、象牙質よりもエナメル質のほうが、脂質含有量は多く、この研究ではエナメル質は象牙質の14倍の含有量だったとのことです。

Analysis of fatty acids in human root dentine and enamel。Archives of Oral Biology Volume 15, Issue 4, April 1970, Pages 281-286

 

Fatty acid composition of neutral lipids and phospholipids of enamel and dentine from human molars. Archives of Oral BiologyVolume 19, Issue 4, April 1974, Pages 293-298

 

エナメル質の石灰化では、有機マトリックス(タンパク質や糖質などでできた基質)の代謝も重要になってきます。

 

Functions of KLK4 and MMP-20 in dental enamel formation。Biological chemistry 2008Jun01 Vol. 389 issue(6)

 

 

さて、これは想像ですが、含まれる油がとっても酸化しやすい油で、石灰化のためやその維持のために重要な有機マトリックスが酸化されてしまったら。。。

 

脳は甘やかしが必要

脳は甘やかしが必要

 

「ショ糖誘発性鎮痛」

 

新生児の安全な鎮痛方法に、砂糖(ショ糖)を投与する方法があります。

幼少時には、痛みもストレスの一種ですが、さまざまなストレスにさらされます。

 

このストレスを強力にブロックするのが、糖です。

(「痛みを伴う処置を受けている新生児の鎮痛のためのスクロース」Sucrose for analgesia in newborn infants undergoing painful procedures. The Cochrane database of systematic reviews 2013Jan31 issue(1))

(「健康な新生児の鎮痛のショ糖と暖かさ」Sucrose and Warmth for Analgesia in Healthy Newborns: An RCT. Pediatrics 2015Mar01 Vol. 135 issue(3))

 

幼少時の痛み(ストレス)の緩和が行われないと、脳の成長を障害する可能性があります。

ラットの実験ですが、ショ糖がストレスによる脳神経の成長障害を改善したという報告もあります。

「幼少期のスクロース誘発性鎮痛は成人期の学習と記憶形成を調節するSucrose-induced analgesia during early life modulates adulthood learning and memory formation. PMID: 25846434 DOI: 10.1016/j.physbeh.2015.04.002」

 

脳はとても大食漢で、たくさんの糖と酸素を消費の必要とします。

全身に酸素を運ぶ赤血球という細胞も、エネルギー源は糖のみに依存しています。

 

脳に糖が十分量あれば、脳はめいっぱい成長しますし、体にもエネルギーが回り、強くなります。

 

良質なハチミツや果物などから糖を摂れば、子供の脳の本来の能力が発揮され、学習効果も上がります。

 

脳に砂糖が足らないと、脳はホルモンを放出し、体の細胞の代謝を強制的に落とし、体の細胞の機能を落とし構造もゆがめていきます。

 

姿勢が悪いのも、意外に糖の不足であるかもしれません。

 

糖の不足と利用障害が長期に渡れば、自分の体を破壊してまで糖を欲しがります。

発達が盛んな子供の時に起これば、姿勢の維持も困難になり、体は歪み、歯並びも歪み、のちのち慢性疾患へと結びついていきます。

 

脳と関係性が深い、歯や歯周組織も、妊娠前からの生活・食環境で、その子のむし歯体質、歯周病体質の下地ができていきます。

 

良質な糖と、その糖の利用をブロックするような物質(オメガ3、魚油や、大豆のようなエストロゲン作用するようなものなど)を、妊娠するかなり前から注意する必要があります。

 

糖は最も必要とされる絶対に必要なエネルギー源です。

 

虫歯を防ぐには、糖が悪いという以前に、糖を利用できないような体(細胞)の状態に、様々な方法で「誘導」されている現実にまずは気づく必要があります。

 

ですので、妊娠の数年前から、脳を甘やかす環境づくりが、母子ともに健康のために必要なのです。

「健康体質になるには、脳の甘やかしが重要」~チャングムへの答え

「脳は、甘やかしが必要な特別な臓器」

 

現れた症状は、結果にすぎません。

 

結果をもみ消したからといって、根本原因が解決したことにはなりません。

(むし歯で言ったら、ただ単に詰めるだけの治療)

 

症状を出した場所を強制的に抑え込んだら、からだは手を変え品をかえ、体は別なところに病気(このままだとあんたやばいよという体からのお知らせサイン)をおこします。

 

持病が進み、様々臓器が悪くなった根本原因は、その基本単位となる、細胞でエネルギーを生み出す、ミトコンドリアでのエネルギー源(糖)の不足、エネルギーの産生障害です。

 

すべての症状を治癒できる(自然治癒力を発揮できる)処方とは、意外なほどシンプルな物でした。

 

まず、基本は、脳は甘やかす必要がある、人であるがゆえに特別な臓器であることから考えてみましょう。

 

脳に、「甘さ」がないと、脳は他の様々な組織を壊してでも「甘さ」を求めていきます。