抗菌作用の強いハチミツとして、マヌカやジャラが有名です。
広告効果でマヌカが一般的に有名になっています。
マヌカとジャラは、産地の違いがあります。
「ジャラハニー」とは、西オーストラリア州に自生する“JARRAH”(ジャラ)の木から採取されるはちみつのことです。
「マヌカハニー」とは、ニュージーランドに原生する“Manuka”(マヌカ)の木から採取されるはちみつのことです。
マヌカハニーの抗菌力は、「MGO」「UMF」で示されていて、ジャラハニーは、「TA」で示されています。
https://www.enavant-honey.net/ta
古くから、ハチミツはむし歯にも効くとして使われてきました。
ハチミツとむし歯菌について、最近公開された研究の論文があります。
Antibacterial efficacy of manuka honey, ocimum sanctum, curcuma longa and 0.2% chlorhexidine mouthwash on the level of streptococcus mutans and lactobacillus acidophilus - A randomized controlled trial. Indian J Dent Res 2022;33:169-73
ここでは、マヌカハニー10gを100mlに溶かした水が洗口液として使われています。
マヌカハニーの水溶液、クロルヘキシジン洗口液、Curcuma longa、Ocimum sanctum の水性抽出物で、2週間洗口させて、虫歯菌の増減の変化を見ました。
結果は、マヌカハニー水溶液の洗口液が、最も菌の数を減らす効果があったというものでした。
ジャラハニーのような、TA値が高いハチミツは、お口の中のむし歯菌を減らしてくれる作用があります。
むし歯や歯周病が気になる方は、ジャラハニーなどTA値の高いハチミツを、いつものハチミツに併せて摂ってみたらいかがでしょうか。