5つの隔膜構造
The continuity of the body: hypothesis of treatment of the five diaphragms
骨盤隔膜、横隔膜、胸郭出口、 口腔底、 小脳テント
の5つです。
呼吸で横隔膜が収縮するよりほんの一瞬先に収縮を始める筋群の一つに口腔底にあり、頤舌筋や舌骨舌筋などです。呼吸は(咀嚼、嚥下も含めて)、下顎骨、舌骨、舌などとリズミカルに協調運動して舌の運動も介して呼吸の歓喜を補助しています。
鎖骨の変位や可動性の異常は、噛み合わせ、呼吸、嚥下、姿勢に影響します。下顎骨、舌骨、甲状腺などを含む中継筋膜は、鎖骨から心膜、横隔膜、内臓筋膜へも影響し、ディープフロントラインは、踵から大腰筋、前縦靭帯、後頭骨基底結節に行き、脳の一時呼吸にも影響するものと思います。
解剖学的にも、噛み合わせは、全身に影響しますし、全身からの影響も受けます。
これらは筋膜と関係しているので、噛み合わせも、かみ合った状態での顎の運動が停止した状態よりも、顎の動かし方をうまくサポートするかみ合わせが重要ではないかと思います。
顎の違和感がある方で、診査で下顎のねじれがある方がいらっしゃいました。
右手首を少し前にねん挫したそうです。
手首、骨間膜、肘、鎖骨の異常があり、調整したら、ほぼ顎の違和感は改善しました。
上肢と鎖骨の調整は、呼吸と噛み合わせにとても重要であると思います。