様々な健康効果がうたわれている(健康ポップカルチャー情報)、オメガ3の油ですが。
オメガ3の油は、「ニス」としても使われています。
とても、「酸化」しやすい物質です。
「酸化」は健康に悪い、がんになるとか言われていて、抗酸化がもてはやされています。
とても「酸化」しやすい油が、体内では全く酸化しないのでしょうか?
オメガ3を売りたい側は、良い情報しか流さないので、「酸化」していない前提でのオメガ3の健康効果の情報しか入ってきません。
オメガ3は、なぜか体内では酸化しにくいような言い回しや、酸化自体が考えられていません。
「体内で酸化」したら、オメガ3はどんな悪さをするのでしょうか?
ガン細胞も、自分の細胞です。
無秩序に増殖している自分の細胞です。
ガンへの作用は、自分の細胞にも同じように作用します。
抗がん剤の悪影響を心配しているのに、オメガ3は良いというのは、矛盾が生じないでしょうか。
この記事の前置きも上手です。
まず、「からだにいい脂肪」の刷り込みをしてます。
ガン細胞は、糖を解糖系で乳酸を多量に産生し、脂肪をエネルギー源にして、アシドーシスを起こします。細胞内電子過剰(細胞内還元状態)の中で過剰電子を処理して悪い環境下でも生き残るための戦略です。
DHAなどの多価不飽和脂肪酸は、存在だけで糖がTCA回路に入ることをブロック(糖を発酵させて乳酸に)します。低酸素下で脂肪がエネルギー源として利用されると、脂肪はカロリーが高いので多くのエネルギーが産生されますが、低酸素状態になり過剰電子がたくさん生まれます。
これにより、活性酸素種・窒素種が大量に発生し、不飽和脂肪酸はどんどん酸化していきます。
多価不飽和脂肪酸は、酸化して過酸化脂質アルデヒドとなります。
アルデヒドは強力な細胞障害物質です。
細胞内のフリー鉄を介してさらに強力な酸化物質を発生させます。
これが細胞死フェロトーシスを起こし、そのゴミが周囲に撒き散らされます。
大量のエネルギーを必要とする分泌組織には、かなりのダメージとなります。
唾液腺、象牙芽細胞(DFT)も例外ではないでしょう。
がん細胞「だけ」に効くというのは、実験ではがん細胞のみを対象としてやっているだけであるので、実際の体内では、自分の細胞も強く障害されます。